<校長講話>
<生活指導主任の話>
<終業式の話>臨時休校、分散登校、通常登校と変則的な生活を強いられた1学期も今日で終わりです。
「新しい生活様式」が推奨され、今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではなく、とても貴重なものであることに気づかされた数カ月間でした。
また、長い休校期間中には、膨大な時間が与えられ、その時間をどのように活用していくか、一人一人の計画性が問われました期間でもありました。
今までは、言われたことを言われたとおりに実行することが求められていましたが、コロナ禍においては「自分で考えて、自分の意志で行動する」ことが求められています。何が正解かわからない世の中なのですから、自分で正解に近づく方法を考え、行動することが求められているのです。
その中で、君たちを見ているととてもたくましく感じるところがあります。
3年生は、リーダーシップを発揮するべき学校行事が失われ、一生懸命取り組んできた部活動の最後の試合やコンクールや発表会までもが失われてしまいました。どんな顔で登校してくるのか心配していたのですが、一人一人が気持ちを切り替え、次の目標に向かっている姿を見て安心しました。
2年生も、昨年度とは見違えるような落ち着きを見せ、大きく成長していることが伝わってきます。
1年生は、初めての環境に戸惑いながらも、適応し、最初はシーンと静まり返っていた教室もにぎやかになり、最近ではよく怒られている姿を見かけます。もうすっかり六本木中学校になれたのですから、2学期からは成長していく姿を見せてください。
3組、ソーシャルディスタンスを保ちながらも7人が仲良く生活することができました。校長室にも遊びに来てくれて楽しくお話しすることができました。
どの学年も、朝読書や六中タイムに静かに集中して取り組んでいます。素晴らしいことです。
こうやって考えると、学校行事もなく、授業だけの1学期でしたが、大きく成長している姿を見ることができた1学期であったような気がします。
明日からの夏休みは、24日間という東京都始まって以来、最短の夏休みになってしまいますが、短いからこそ集中して達成感を感じることのできる夏休みにしてください。ボーっとしていると、あっという間に終わってしまいますよ。
3年生は、すべての時間を自分の進路実現のための時間に使ってください。
3組を含めた1・2年生は、熱中できることを見つけて思う存分取り組んでみてください。
本日をもって本校を去る生徒も数名います。ぜひ、新しいところでも、自分の考えをしっかりと持ち、自分の意志で行動できる人になってください。
有意義な夏休みにするか、何もない夏休みにするかは君たち自身の行動にかかっています。
連日、新型コロナウイルスの感染者数が過去最高を記録しています。
どんなに注意していても、感染することはありますが、予防策をすべて講じて感染予防に努めてください。
8月25日、2学期の始業式に元気な君たちに会えることを楽しみにしています。